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菌糸ビン飼育の重要ポイント
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菌糸ビン飼育の重要ポイント

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■□□□□　　　　　～菌糸ビン飼育の重要ポイント～　　　　□□□□■

2009.8.19　発行　　　　　　第８６号
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お盆を過ぎて忙しさも一段落・・・ん？？

めっちゃ忙しいやん！（爆）

と言うことで、（どーゆーこと？＾＾）またまた気分転換にメルマガでも・・・

いやいや。

使命感でメルマガ配信します（笑）

マット飼育専門サイトを運営しているはずなのに「菌糸ビン飼育」のご質問も
頂きます。

・・・なんでかな？

ほとんどのオオクワガタ飼育サイトは菌糸ビン飼育専門のはずですが・・・

ま。

たまには菌糸ビン飼育にも触れておきましょうかね＾＾。

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　■菌糸ビン飼育の重要ポイント
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マット飼育を専門としておりますが、一般のオオクワ飼育家よりは菌糸ビン
飼育に関してもチョット詳しいです（笑）

菌糸ビン飼育・・・。

ポイントはなんと言っても温度管理と交換時期ですね。

温度管理は皆さんかなり意識されていると思います。

１５度～２０度ならキノコがニョキニョキ生えてくるので「こりゃヤバイ！」
って感じですね＾＾。

で。

結構難しいって言うか、見誤っていると言うか、知識不足って言うか・・・。

交換時期・・・タイミングでお困りの方が多いようです。

見極めっス。

菌糸ビンの大きさにもよりますが、基本的にマット飼育と違って交換時期は
早くやってきます。

マット飼育ならビンの大きさによっては４～５ヶ月程度は交換しなくても
良いのですが、菌糸ビンの場合は、いくらビンの大きさが大きくてもマットと
比べ物にならない速度で劣化して行きます。

ですから基本的に３ヶ月以内・・・出来ればもっとこまめな交換が必要です。

大きなビンで育てたほうが大きく育つ・・・ある意味当たっていますが、
大きなビンだから長持ちするってのは間違いで、実は交換のタイミングって
基本的な大きさの１リットルビンと大して変わりません。

私の経験から申し上げますと、２リットル以上の大きな菌糸ビンで３ヶ月程度を
目安に交換して育てた個体と、８００ミリ程度の小さめの菌糸ビンを使用し、
１～１ヵ月半を目安に交換して育てた個体を比較しますと、圧倒的に交換回数の
多い小さめの菌糸ビンで育てた個体の方がデカく育ちます。

もっとも２リットル以上の大きな菌糸ビンで尚且つ交換をこまめに行って育てた
個体の方が大きく育ったってことは言うまでもありませんが・・・。

菌糸ビン飼育は温度管理に注意を払いがちですが、交換も大きな要素であること
を認識しておきましょう。

まっ。

こういったことも含めて「マット飼育」を推奨しているわけですが・・・（笑）

菌糸ビンや菌床に関しては、毎年試作品や改良品といった最新品のモニターテスト
の依頼があり、ある程度お引き受けしておりますが、最新の菌糸ビンは特に早めの
交換が幼虫の成長を左右するようなデータ結果です。

良く動き回って良く喰います＾＾。

てか。

良く動き回るから良く食べるのでしょうが（笑）

だから最近の新作菌糸ビンは大きめのビンが推奨されているのでしょう。

では滅多に当館では触れること無い菌糸ビン飼育・・・。

その成功の秘訣です＾＾。

第一に菌種とオガ。

次に温度管理。

で。意外と重要なのは早めの交換・・・です。

総合するとカワラタケ菌種でオガはクヌギ１００％で２５度管理。

８００ミリから１リットル程度のビンで１ヶ月半を目安に交換し続ける・・・

ですかね（笑）

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　■編集後記
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菌糸ビンも一時のオオヒラタケ神話から変化してきていますね。

累代に重点を置いたカワラタケ菌はある意味大きさは二の次でした。

しかし、今年や来年発売される新作菌床は、オオヒラタケ以外の安全な菌種で
軽く８０ミリを狙う？って言うコンセプトでの開発、改良に舵を切っている
ように感じます。

それとオオクワガタには添加剤の力が１００％発揮できるクヌギ。

なので、改良ポイントはやはりオガ１００％クヌギですね。

そう。添加剤を駆使すれば危険なオオヒラタケを使わなくとも・・・です。

オオクワにもっとも良いカワラタケの培養はコスト的に合わない。

オオヒラタケは累代飼育に適していない。

さて、菌糸ビン飼育は何が主流になってくるのでしょうかね＾＾。

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