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次世代菌糸ビンって?
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次世代菌糸ビンって?!

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■■■■■オオクワガタを低コストで大きく育てよう!■■■■■
       
■□□□□   〜次世代菌糸ビンって?!〜  □□□□■

2005.10.17 発行     第21号
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気温も下がり、秋らしくなってきましたね。

この季節からのマット作りは、温度管理が難しくなり、高度な技術?が
必要となってきます。

(まっ、高度な技術のほとんどは、面倒なだけ?手間がかかるだけ?
電気代が掛かるだけ?って事なんですが^^。)

がんばりましょーね!


ってことで、今回は、前回お伝えしておりましたように、今年よりちらほら
ショップ等で見かけるようになりました「次世代菌糸ビン」についての
現状をお伝えします!



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 オークションでの産地偽装、雑種交雑について「是非メルマガで取り上げて
 叩いて欲しい」との情報提供や「安い菌糸ビンを使用して最悪の結果だった」
 「菌糸の危険性について取り上げて欲しい」と言う御報告などいろいろな
 情報提供や期待をお寄せ頂き、ありがとうございます。

 

 今後いろいろなコーナーを設けて取り上げて行くつもりです。
 

 他の話題についても随時コーナー変更で取り上げていきますのでお楽しみに!



 ですが・・・。過去に取り扱った時同様、苦情は受け付けません(笑)

 が。

 泣き付き?(笑)には応じます。

 そういう性格です。

 ▼詳しくは過去のバックナンバーで!
 http://www.ookuwakan.com/mgback.htm
 




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 ■次世代菌糸ビンって??
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「次世代菌糸ビン」何をもって次世代なのか?って事なんですが、
現状販売されている菌糸ビンは、使用菌に関しては、皆さんご存知のように
「カワラタケ」「ニクウスバタケ」「ヒラタケ」「通称オオヒラタケ」
(ヒマラヤタケ、ウスヒラタケ)です。

使用するマットもクヌギが一般的ですが、安価に仕上げるためにコナラ等を
ブレンドしたものも多く販売されています。

以上を踏まえた上で今回は、次世代菌糸ビンについて少し整理しておきたい
と思います。


先ず、自然界においてオオクワガタは幼虫時代朽木の中で朽木を食べながら
その中に含まれている養分を摂取して大きくなります。

ですから、養分の少ない朽木で育った幼虫は大きく育たず小さいまま羽化し
成虫となります。

また、産卵するメスが、カワラタケやニクウスバタケに腐朽したクヌギに
好んで産卵する事から人工的にしかも強烈にこの状態を作り、飼育し大きく
育てようと始まったのが、菌糸ビン飼育法です。


もちろんこの飼育法ができる前から、そして確立してから、さらに現在でも、
私も含め多くの研究者やメーカーが幼虫が摂取する成分・養分について研究を
進め、有効な成分や必要な成分はもちろん質、量、遺伝に関するさまざまな
研究や実験、飼育剤の開発が行われています。

成分・養分については、説明すれば非常に長くなる事と、高度な予備知識が
無いと専門用語すら理解できないという事で、知りたい方は自分で勉強して
下さい(笑)

ハマると楽しい(私だけ??)世界なんですが・・・普通ハマりません!

っていうか、オオクワガタ飼育・マニア飼育までを含めてもそんな知識は
ほとんど必要ありません(笑)

さらに、生体販売者に至っても必要ありません(笑)

非常に難しく高度な研究な割には、「あ〜そーなんだ。」ぐらいの世界です(笑)
学会で評価されるという分野でもありません(笑)


ですのでその辺はサラ〜っと流して頂いて結構です^^。


で。前置きが長くなりましたが、整理しますと、オオクワガタを飼育する3つの
方法の内、「材飼育」については説明するまでも無く、自然界でオオクワガタが
成長するのと同じ飼育方法です。

「マット飼育」はその材を人工的に作製して飼育する方法です。


ですから、上記2つの方法が自然界でのオオクワガタの生態をベースとする
飼育方法であるなら、「菌糸ビン飼育」は言わばまったく自然界では有り得ない
状況を作り出した人工的な飼育方法です。


ただし、すべての飼育方法に共通している事は、マット飼育の添加剤にしても
小麦粉をベースに発酵させる方法にしても成分的(ミクロ)には自然界で
オオクワガタが食すものですし、菌糸ビン飼育で使用される菌は自然界で
オオクワガタが食す「カワラタケ」「ニクウスバタケ」です。

また、菌糸ビン飼育の場合摂取させる成分種類が極端に少ない為、近年菌糸ビン
用の添加剤又はマット飼育で使用する添加剤を混ぜる方も多いですが、その成分
もすべてオオクワガタが自然界において摂取するものです。


で、次世代菌糸ビンとは、乱暴に言ってしまうとオオクワガタが自然界では
食さないものを与え、出会うことも無い状況で飼育する飼育剤です。

要するにコストを低く抑える為と大きく育てる為に代替品(成分)にて飼育する
まったく人工的な飼育剤と言えます。


従来の菌糸ビン飼育においては、皆さんご存知のようにオオクワガタが自然界で食す
「カワラタケ」「ニクウスバタケ」を人工的に培養し、これまた大量に摂取させます。

ただ、上記2つの菌は培養が難しくコストがかかるために、代替として
「ヒラタケ系」の菌使用したものが現在広く普及しています。

有名どころのショップから売り出されている大きく育つと言われているほとんどの
菌糸ビンで使用されています。

ですから、これらの菌糸ビンも実はすでに次世代菌糸ビンなんです。


ただ、今年あたりから次世代菌糸ビンと称して発売されている菌糸ビンは、
「ヒラタケ系」の菌でもなく、クヌギを使用していないものも多く、
さらに低コストで仕上げているために、宣伝として、目を引いてもらう為、
又、気を引きたい為に「次世代」と称しているものと思われます。


中には、「特許出願中」と言う物まで現れていますが、製品プロテクトと言うには
あまりにもショボイ(失礼!)出願内容で、どちらかというと宣伝効果(特許を
出願するほど凄いものですよって感じの・・・^^。)を狙ったものでしょう。


特許に関して詳しい方や薬剤関係のお仕事をされている方ならご承知でしょうが、
すでに広く普及している製品(成分・植物等)や製造方法、工程は特許として
認められません。

そして何より!本当に特許認可でのプロテクトを狙うなら「特許が認可」されてから
初めて商品を売り出します。

当然ですよね。


ということで、通常特許が認可されにくいものや、別の方法で同じ商品が作れる
ようなものは、特許出願中を商品に明記して特許認可でプロテクトすると言うより、
認可されなくても(却下されても)、同一品を製造販売されない為、或いは
先行者利益を確保する為に「出願中」でひるます(ビビらす?)時間を稼ぐと言う
方法をとります。

ですから、多分宣伝目的なんでしょう。

って、そんな話はどうでも良くて(笑)


いわゆる今年あたりからいろんなメーカーやショップで販売されている「次世代
菌糸ビン」とは、新たな代替菌を使用した菌糸ビンです。

今のところ数種類の「次世代菌糸ビン」に使用されている菌を当館で調べました
ところ、いずれも白腐朽菌ですが、従来の「ヒラタケ系」のものとそうでない
菌を使用しているものがありました。
又、コスト的なものなんでしょうが、クヌギ100%は無く、クヌギ0%も
ありました。
ま〜当たり前ですよね。次世代菌糸ビンの最大の売りが「安さ」なんですから。


で、この「次世代菌糸ビン」発売されていない物も含め数社、数個人から当館に
検体依頼とともに頂いております。

ので、良い結果のものについては、成分内容と共に皆さんにお伝えしていきたい
と思っております。

が、当然のことながら、自然界でオオクワガタが摂取する成分で無い為、
累代飼育や血統飼育には適しません。

ただ、一代限りの作出に関しては今までに無い個体作出の可能性もありますし、
手軽に菌糸ビン飼育が行える(良い、悪いは別として)メリットもあります。

いずれにしましても、本来の「カワラタケ」「ニクウスバタケ」の培養が難しく
コストがかかる事、良質のクヌギ100%の使用が難しくなって来た事、
を考えますと今後も代替菌を使用した菌糸ビンがぞくぞく登場し、
進化していくものと推測出来ます。

ですので、今後は飼育者の狙い(累代・血統 or 大きさ・太さ、といったレア系?)
によって菌糸ビンが選択されるようになるかもですね。


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 ■国産オオクワガタ〜雑種・交雑問題〜
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またまた、読者の方から悲しい?!メールを頂きました。

個人を特定できる文面及び挨拶、当館への依頼については削除しておりますが、
許可を頂きましたのでメール原文のままです。
(誤字は修正させて頂きました^^。固体→個体 等です^^。)



-------ここから

昨年の春に○○(※都道府県名)にあるビッダーズオークションでも
極太マニアに人気の○○と言うオンラインショップもある有名なショップに
わざわざ出向いて、店に陳列されていない奥から有名オーナー自らに出して来て
頂いた阿古谷産の超極太○○をペアで10万円で購入しました。

信頼できるショップで、血統証明書も発行してもらった本物です!

さらにその個体の累代と称するものが、オークションでも高値で取引されて
いるのですが、私が購入したものは、それらの元血統の個体です。

何度も書きますが、オーナー自らから受け取った本物です!


なのに、なのにですよ!

今年春に羽化した60匹、遅れて秋に羽化した40匹、すべて極太でも顎が
太いわけでもなんでもない、親個体にまったく似ていない、普通のオオクワ
なんです!

さらにショックは、先日親個体も死んでしまいました。

数年は越冬すると言われていたのに。


私の飼育技術が無かったと言われればそれまでなんですが、納得がいかず
ショップにメールしました。

ですが、2回も無視された挙句、3回目のメールの返信には、そのショップが
販売している菌糸ビンを使用していないからだという趣旨の返信でした。

そんなことってあるのでしょうか?

どんな飼育方法でも血統は累代するのではないのでしょうか?

-------ここまで


残念ながら生体販売トラブルの象徴的なものですね。

本文はもっと長くて熱いものでしたので、メールでのご承諾を得て
本当に稀ですが、私も業界に身を置く者として詳細を聞く為にお電話させて
頂きました。

詳細については、メルマガ上では書けませんが、本当に残念です。

こういったトラブルを少しでも減るようにするには、やはり高額の個体や
有名であってもオリジナル血統(産地でないそのショップ等が独自に作出
した個体)である場合は、最低でも・・・ほんと。最低でもですよ。
「交雑種を見抜く買い手の目」が必要となります。


しかし、残念ながら近年、売り手が戻し交配やハイブリッドで個体を強く
してから作出しますので非常に見抜くのが困難になりつつあるのも事実です。

なかなか私も皆さんにお伝えする具体的な方法が見つかりません。

ただ、今回の場合、個体作出には多くの外国産個体群が必要となりますので
純国産だけを扱っているショップでは無理なような気がします。

ですから前から申しております様に外国産のクワガタを扱っているショップは
残念ながら気をつけた方が良いという事になってしまいますね。


外国産クワガタブームに乗った「にわかショップ」のモラル向上に期待です。


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書いちゃいます^^。

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ランキングが上がれば更新意欲が湧きます(笑)


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 ■編集後記
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今回のテーマ「次世代菌糸ビン」ですが、難しい用語は出来るだけ使用しない
ように心がけましたが、どうでしたでしょうか?

「やっぱり訳わからん!」という方。

今後は初心者の方や今年から飼育を始められた方にもお解かり頂けるように
がんばります!

ので。お許し下さい^^。

今回のテーマは、これ以上簡単に説明出来ないくらい元々難しいテーマなんです。

ハイ。言い訳です(笑)

すいません!

もっと簡単なテーマに戻ろーっと。


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 当館のオリジナル添加剤の菌糸・菌床への添加についての質問を多く
 頂いております。

 特に外国産、艶系。このところ外産カブトのマット添加についても。

 最近増加しておりますのでおそらく口コミで広がっているのだと思われ、
 有り難いわけなんですが、菌糸・菌床への添加方法についてや添加剤に
 ついては下記で公開している情報が今のところ全てですので、一度御覧に
 なってからご質問頂けると幸いです。


 ▼菌糸ビン飼育への応用
 http://www.ookuwakan.com/ouyou.htm

 ▼オリジナル添加剤と菌糸ビン飼育の危険性について
 http://www.ookuwakan.com/hiwa.htm

 ▼いろいろ試した添加剤情報
 http://www.ookuwakan.com/jyoho.htm




 ▼オオクワガタ養殖技術マニュアル
 http://www.ookuwakan.com/gm.htm
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